「奥入瀬渓流」 〜時間と共にゆったりと流れる清流〜(青森)
十和田湖側の「子ノ口」から「蔦川」の合流地点まで、全長14.2kmの間が「奥入瀬渓流」。渓流沿いには遊歩道があり、涼しく清んだ空気を味わいながら、美しい自然の中をゆっくりと散策することも可能だ。ただし、徒歩の場合は3時間40分〜4時間40分ほどの所要時間がかかるため、時間のない方はポイントを絞った観光か、レンタサイクル(子ノ口またはおいらせ渓流観光センターにて貸出)をオススメする。
道中には、絹糸の様に細く優雅な「白絹ノ滝」、緩やかに流れ落ちる「玉簾ノ滝」、高さ25mで三段に流れる「雲井ノ滝」などの大小の滝や、二本のカツラの巨木に厚さ1mもある一枚岩が寄りかかってホコラを作っている「石ヶ戸」、激しく流れる水が阿修羅の如く踊り流れる「阿修羅ノ流れ」など、数多くのビューポイントが点在している。
   
   
「十和田湖」 〜水面に映る紅葉、透明度抜群のカルデラ〜(青森)
十和田湖とは青森県と秋田県の県境にまたがり、標高400メートルに位置した水深327メートルのカルデラ湖。中山、御倉といった2つの半島があり、中山半島の付け根の湖畔には、観光の中心地「休屋」がある。バスターミナル、ホテル、お土産屋、レストラン、巨大な駐車場などの施設や十和田神社などがあり、シーズンにもなると多くの観光客で賑わっている。また、遊覧船が発着する桟橋もあり、約1時間かけて十和田湖を満喫することのできる観光コースが2つ用意してある。
   
   
「白神山地(暗門の滝)」 〜生命の森、世界遺産「白神山地」〜(青森側)
十和田湖から美しい景色の中を国道102号線で弘前へ、さらに岩木山を右手に眺めながらさらに西へ進むと、世界自然遺産に登録されている白神山地に到着する。入口の目印となるのは「アクアビレッジANMON」という名の建物で、そこから白神山地で最も有名な名勝のひとつ「暗門の滝」までは片道1時間の遊歩道をひたすら歩くことになる。手前から第3、2、1といった順番に3本の滝があり、奥へ進むごとに落差が大きくなっていく。遊歩道と先ほど説明したが、急勾配の階段や、人が1人通ることがやっとの道幅のところもあり、ちょっとしたトレッキングを想像したほうが間違いないだろう。

【白神山地】
1993年の12月に日本で初めて世界自然遺産に登録されたのが白神山地。登録区域は16,971haで青森県(74%)と秋田県(26%)にまたがる。また、コアゾーンと呼ばれる核心地域と、バッファゾーンと呼ばれる緩衝地帯に分かれており、今回紹介した「暗門の滝」はバッファゾーンにあたる地帯になる。
   
   
「抱き返り渓谷」 〜断崖絶壁に囲まれた神秘の秘境〜(秋田)
JR角館駅から田沢湖方面に車で約50〜60分、看板を目印に右折すると「抱き返り渓谷」に到着する。まず渓谷に入る手前には抱返神社があり、そこから県内最古(大正15年完成)の吊り橋「神の岩橋」を渡ったところから渓谷観光が始まる。玉川(渓谷)を左手に舗装されていない遊歩道を上流に向かって歩き始めると、奇石「茣蓙の石」(上面が平らになっており、その上に何枚もゴザを敷くことができるほど巨大なスケールの石)などの観光ポイントや、川岸まで下りることのできる階段もあるので、少し寄り道してみるのも悪くない。また、足がすくむような高さの橋、全く前が見えなくなってしまうほどの暗いトンネルなどもある。そんな道を歩くこと約1.5kmの地点に「回顧(みかえり)の滝」ある。落差30mのこの滝に近寄ると、明らかに気温が涼しくなることを肌で感じることができる。

【抱き返り渓谷】
大分県の耶馬溪に似ていることから「東北の耶馬溪」と呼ばれている。独特のコバルトブルー色の水と紅葉とのコントラストを楽しむことができ、紅葉鑑賞地としても人気がある。
   
   


 
   
  ○製作スタッフ  
  Web & Photo & Directed Toshiyuki Akuta