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 東京から少し足をのばして、海岸線沿いに車を走らせる。いよいよ夏本番の季節、湘南の海にはたくさんの海水浴を楽しむ人たちでにぎわいをみせている。車の窓を全開にして風を感じ、好きな音楽をかけながら車を走らせていると気分もどこか軽快で、夏を感じる瞬間でもある。国道134号線を走っていると片方の車窓には海岸線、もう片方の車窓にはサーフショップや個性あふれるレストランが並んでいる事に気付く。いつもなら少しいらいらしそうな渋滞も、この景色はドライバーを軽快な気分にさせてくれるから不思議である。そのショップ中の一つに「珊瑚礁」とかかれた看板を掲げるハワイアン風のレストランがある。今回はこの異国情緒あふれるレストランについてご紹介していきたい。

 
 この異国情緒あふれるレストランはカレーの専門のレストランで、店名に冠する「モアナマカイ」とはハワイ語で「大きな海の波うち際」という意味。休日ともなれば一時間待ちも当たり前と言われる人気店である。お店の入り口は少し階段を上った高いところにあり、外のテラスからは天気のよい日になると江ノ島を見ることができるので、ちょっとした特等席になっているようである。店内は茶色の木目調で統一されており、大きい窓から入ってくる太陽の光が店内を照らし出し、外の景色との一体感を増している。従業員はアロハシャツを着用、貝殻でできたネックレスを首からかけ、帽子をかぶっているので、眺めているだけで楽しい雰囲気にさせてくれる。また夜になると松明に灯りがともり、日中とは異なった落ち着いたムード溢れる独特の雰囲気となる。
 
 ランチは平均で1,500円程度と少し値段は高めだがボリューム満点なのが嬉しく、100円引きでライスを少なめにして注文することもできる。カレーの種類が豊富であることはもちろん、サイドメニューの地場の魚介類、炭火焼や野菜をつかった料理も充実していて、多くの客がカレー以外にも注文している様子が伺える。またサラダの価格も平均して1,500円だが、珍しい貝の形をした器に食べ応えのある大きいシーフードの具が充実した一品には食欲をそそられる。炭火焼の塩には、目の前の海水を汲み上げ大釜でろ過したものを使用しているだとか。そんなあついもてなしがカレーのみならず、一品一品に行き届いている。
 
 このカレーのユニークな点は、ご飯の上にフレンチドレッシングで和えたサラダがのせられているところ。ドレッシングの酸味がアクセントとなっており、カレーとの絶妙な味わいを生み出している。定番の「ビーフカレー」は、ブイヨンで柔らかく煮込んだビーフとフレッシュマッシュルームが決めてとなって、人気のメニューとなっている。なぜこれほどまでにカレーに人気があるのであろうか?その答えは秘伝のルーにあるといっても過言ではない。バター、生クリーム、チーズ、牛乳などの乳製品をたくさん使っているため、なめらかな味わいが人気の秘訣である。激辛カレーが好みの人には少し物足りなさもあるかもしれないが、並んでも食べたいまろやかな味わい故にリピーターも多いとか。最近では、家庭でも食べられるようにとレトルトカレー(味は6種類で各735円)が発売されている。

 この夏、海水浴の後に海を少し遠くから眺めながら、いつもより少し贅沢なカレーで腹ごしらえをしてみてはどうだろうか?味はもちろんのこと、ここにしかない南国ムードを堪能するのもお勧めである。
 
 

掲載期間:2007年9月29日出発まで
 

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