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東京都/三鷹市・調布市 旅行特集 野川/深大寺
 

 東京に「野川」という川がある。国分寺市、小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区の東京都の5市1区にまたがる総延長20.2kmの川である。両岸には旧石器時代から縄文時代の遺跡が数多く発掘され、古代から人々に豊かな実りをもたらす川として親しまれてきた。そんな豊かさからか三鷹市の大沢の里には都内には珍しいわさび田が残っており、調布市の深大寺では今でも湧水が流出している。今回はそんな野川近辺の魅力に迫ってみたい。

 
東京都/三鷹市・調布市 旅行特集 野川  川沿いを歩いていると、少し古びた低い木製の門があり、中に入ってみると、水田が広がっている。一見、普通の水田と変わらないが、最近ではめっきり見かけることの少なくなった稲作用のものと、都内で唯一といわれているわさび田がある。

「清流でないと育たない」といわれているわさび作りは、夏の強い光を遮り、冬には充分な日照時間を与え、年間を通し9〜12度の一定水温が必要となる。それらの環境が必要であるにも拘らず、都内で栽培されているとはなんとも驚きである。

今の時期のわさび田をよく観察してみると、小さな白い花を咲かせていることに気付く。食卓で使用するわさびからは全く想像がつかないほど珍しく美しい花に、ちょっとした感動を覚えるのではないだろうか。
 
 近くには天台宗別格本山浮岳山昌楽院深大寺、かの有名な「深大寺」もある。遥か遠くを望み山が浮かんでいる様に見えるところからその名がついたとか・・・遠方から訪れる過去の人々の目印なっていたことを想像すると、感慨深さも一入である。

 また境内の遊歩道を散策しながら、武蔵野のやわらかな風を感じてみる事をオススメしたい。見通せぬ先への期待感なのかは分からないが、階段などアップダウンがあるコースの割りに、不思議と苦にならないのである。
東京都/三鷹市・調布市 旅行特集 深大寺
 
東京都/三鷹市・調布市 旅行特集 鬼太郎茶屋  一方参道には、屋根の上にある下駄のオブジェが目印の「鬼太郎茶屋」というお店がある。「自然と人、妖怪やすべての生き物との共存」というテーマに基づいた、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者である水木しげる氏が、第二の故郷としているこの地に「水木ワールド」を表現しているとか・・・。店名同様、「目玉おやじの栗ぜんざい」など、メニューもユニークなのが特徴である。
深大寺名物といえば蕎麦が有名であるが、散策中のチョットした休憩に「水木ワールド」で寛ぐのも面白いかもしれない。
 
 深大寺を後にして通りを歩いていくと、何やら大きな水車がみえてくる。水車の動力は湧き水で、このあたりからも地域の特性を伺うことができる。明治時代後半までは実際に穀物を挽くのに利用していたが、現在の復刻版水車小屋は小さな資料館を併設しており、水車の歴史や当時使用していた農具などを展示、紹介している。


野川の恩恵をうけた「自然」や「文化」はこの他にも沢山あふれている。これからの新緑の季節、散策がてらに自分なりの何かを探しに行ってみるのもいいかもしれない。
東京都/三鷹市・調布市 旅行特集 水車
 
 
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掲載期間:2007年9月29日出発まで
 

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