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和歌山県/那智の滝 旅行特集
 
 
 
 熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝。水柱は直下133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mと日本一のスケールを誇り、日本の三大名瀑としても有名である。滝の落ち口の岩盤に3つの切れ目があって、3本になって、滝が落ちることから「三筋の滝」ともいわれている。今回は南紀勝浦の名勝「那智の滝」にスポットをあてて紹介していきたい。
 
和歌山県/那智の滝 旅行特集  那智の滝の入り口は飛龍神社の鳥居であり、そこを通り過ぎていくと長い石段が見えてくる。一歩一歩、長い石段を降りていくと、はじめは遠くに聞こえていた滝の音が、近づくにつれて「ゴー」という轟音に変化してくる。その音は、まだ見えぬ滝の迫力を想像させ、なんともいえない高揚感が全身をかけめぐる。日中でも周囲の木々が生い茂っているせいか、薄暗い石段が一層厳かな雰囲気を演出している。

 

 途中、「延命長寿の水」と呼ばれ、龍の口から流れ出る清水を飲める場所があり、その名の通りだが「長寿」に効くといわれているとか・・・。そこからすぐのところにある展望台へいくと、その畏怖堂々たる滝を見渡す事ができる。

 奥方よりのみ込まれてしまいそうなほどのスケールで、流れ落ちる姿に圧巻され、思わず息を飲み込んでしまう。また、絶壁より一直線に落下するその姿は、実に美しく神秘的な光景でもあり、滝の右側には国の天然記念物に指定されている「那智原始林」と呼ばれる原生林が広がっている。32haというわずかな面積の照葉樹林の森であるが、和歌山県唯一の原生林として大変貴重なものである。

和歌山県/那智の滝 旅行特集
 
 
和歌山県/那智の滝 旅行特集  神社とはいえ、本殿も拝殿もないことから、この大滝が御神体であることは想像するにかたくない。かつてはるか彼方から、熊野の巡礼者たちがこの地に足を運び、自然崇拝をしていた姿が、目に思い浮かぶ。

 滝の近くには、本宮、速玉の両大社と並ぶ熊野三山の一つ、熊野那智大社がある。473段の石段を登ると境内あり、標高約500mに位置する社殿は6棟からなっている。境内には、熊野三山造営の勅使として参った平重盛の手植えの樟と伝えられ、和歌山県の天然記念物にも指定されている樹齢800年にも及ぶ樹がある。様々な時代や人間模様を観察し、自然とともに歩み、生き抜いてきたその樹木に、長い歴史と自然の底知れぬ力を感じることができる。また、三重塔と、那智の滝が一体化した景色は、遠方からみてもその迫力が伝わってくるほど、臨場感にあふれていて、絶景をつくりだしている。
 
 那智の滝は、時代が変わっても昔と変わらぬ姿で、訪れる人々に癒しと安らぎをもたらしている。「森羅万象」全てのものに神が宿ると信じていた古来の人々の魂が、今もなおこの地に息づき、荘厳な空気が漂う。かつての熊野の自然崇拝の有り様を現代に伝えているシンボルの原点がここにあるといっても過言ではないだろう。 和歌山県/那智の滝 旅行特集
 
 
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掲載期間:2007年3月末出発まで
 

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