福岡の中心地から電車で揺られること30分、太宰府駅に到着する。太宰府駅の看板は梅の枝が描かれていて、梅とゆかり深いところであることが伺える。 天満宮までの参道には、たくさんのお店が軒を連ね、名物の「梅ヶ枝餅」を求めて観光客の行列ができている店舗もあった。このお餅は一見おまんじゅうのように見えるほど皮は薄く、中の餡子が透けて見えるのが特徴だが、食べると皮が存在をちゃんと主張し、実に噛み応えがある。ちなみに梅の味は全くしない。お店によって皮の厚みや餡子の舌ざわりなど微妙に異なるそうなので、食べ比べをしてみるのもいいかもしれない。 聞くところによると、このお餅は菅原道真公が榎寺で不遇な生活を送っていた時、浄明尼という老婆が道真公の境遇に同情し、この餅に梅の枝を添えて送り慰めたことから、「梅ヶ枝餅」といわれるようになったとか・・・。 それ以来この餅に公の霊が通じたか、梅ヶ枝餅を食べると病魔を防ぐのに特効があるといわれるようになり、観光客の人気を集めている。